参加企業の取り組み

株式会社東芝

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参加企業

Abstract

東芝は2004年度に社長直轄組織として男女共同参画組織「きらめきライフ&キャリア推進室」を設立しました。その後、活動対象を外国籍従業員、障がい者に拡大し、2013年度以降は「人事・総務部」の傘下組織として総合人事施策としての対応を拡充しました。2023年度にはグループ共通の「東芝グループDEIB方針」を制定し、重点領域に「多文化共生」、「ジェンダーギャップ解消」、「LGBT+とアライ」、「障がいのあるメンバーの活躍」を掲げ、DEIBを推進しています。

東芝グループは、従業員一人ひとりのあらゆる違い(多様性)を強みに変え、働く人々がやりがいを感じ、自身の能力を発揮しながら様々な挑戦を通じて成長していると感じられる企業文化の醸成に取り組んでいます。


■ WLB支援のためにどのような取り組みをされていますか?


【働き方改革とWLBの推進】

  東芝グループでは2019年4月から働き方改革を推進しています。出社とリモートワークを組み合わせて勤務する「ハイブリッド勤務」を志向し、在宅勤務や出張中のサテライトオフィスの利用による移動時間の有効活用によって、自身の健康作りのための時間、家族と過ごす時間の創出、育児・介護への参加、そして自身の学び直しのための時間等にあてていくなど、仕事以外の有意義な時間を創出し、更なるワーク・ライフ・バランスの実現をめざします。



【両立支援制度】

  1990年代から仕事と家庭の両立支援に取り組んでいます。2005年からは次世代育成支援対策推進法に基づいた諸施策を実行し、法定水準を上回る制度を整備、拡充と柔軟化を進めています。


  (1)仕事と育児・介護の両立支援(一部)

  ・育児休職制度(期間:子の満3歳到達の月末まで/回数:子の満3歳到達の月末まで)

  ・ライフサポート休暇制度*(配偶者の出産予定日前6週間から産後6週間以内に継続または分割して5日間の有給休暇(100%)の取得が可能)

  *配偶者出産時以外にも、結婚、忌引、子の学校行事、不妊治療の際取得可

  ・短時間勤務制度(育児事由:小学校終了前の子を養育するものを対象)(介護事由:介護休職期間とは別に被介護者1人につき通算して満3年まで取得可)

  ・介護休職制度(被介護者1人につき、通算して365日まで分割して取得可)

  

  (2)研修・セミナー等(一部)

  ・仕事と育児・介護の両立支援プログラムの運用(本人・上司・人事担当者による休業前及び復職前面談)

  ・育休明け復職支援セミナー

  ・介護セミナー

  ・「ひとめでわかる!子育て手続き」、「ひとめでわかる!介護の手続き」の配付

  ・介護セミナー、介護相談会(専門家に個別相談が可能)の実施

  ・選択型福祉制度(カフェテリアプラン)の活用 等


■ 今後の目標

東芝グループ経営理念体系にある「新しい未来を始動させる」ため、誠実で、変革への情熱を抱く多様性に富んだ自律的な人材が、会社の未来を思い描き、お互いの違いを尊重して協力し合い、ともに新しい価値を生み出していくことができるよう、風通しのよい企業風土づくりに力を注ぎます。また、従業員一人ひとりがいきいきと働きがいをもって活躍できる公正な人事諸制度の構築、人材育成・活用、DEIB推進に取り組みます。


担当者からの一言

東芝グループは、経営理念に掲げる「人と、地球の、明日のために。」を実現するために、DEIB推進を通じて「働く人と会社の成長」の両立をめざします。従業員一人ひとりのあらゆる違い(多様性)を強みに変え、新たな価値創造(イノベーション)につなげること、そして、東芝グループで働く人々がやりがいを感じ、自身の能力を発揮しながら様々な挑戦を通じて成長できていると感じられる企業文化をつくることをめざしています。本プロジェクトへの参画を通して、新たな視点、新たな考え方を学び、当社内の取組みに反映させていくと共に、プロジェクトメンバーの皆様と共に真のWLB・D&I推進を実現していきたいと思います。