参加企業の取り組み
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Abstract
Hondaは基本理念である「人間尊重」に基づき、人種・国籍・文化・年齢・性別・性自認・性的指向・性表現・経歴・教育・障がいの有無などの属性に関わらず等しく機会を有し、異なる個性・持ち味を尊重し合い、存分に発揮することで企業としての総合力を高めることを目指しています。
■WLB支援のためにどのような取り組みをされていますか?
【女性活躍拡大】
2015年から3年間をHondaにおけるダイバーシティの「意識醸成期」と位置づけ、女性活躍拡大を重点課題として「意識・風土改革」「キャリア形成支援」「制度・環境整備」の3本の柱に基づく取り組みを推進してきました。 <意識醸成期:2015年~2018年>
(1)意識・風土改革
・女性従業員向けセミナー/Diversity Forum
・マネジメント支援ワークショップ
(2)キャリア形成支援
・キャリア計画書の導入
・キャリア面談:2015年度~2021年度まで対象を女性従業員(延べ4,170名実施)
2022年度より対象を女性から全従業員へ拡大(2022年度2,650名、2023年度1,590名実施)
・キャリア研修:2021年度下期より段階的にスタート
18歳~64歳を年代層別に4クラスに分け展開(2022年度 9,850名、2023年度 4,555名受講)
(3)育児・介護 支援制度・環境整備
・リモートワーク制度
・短時間勤務制度
・企業内託児所(栃木地区、埼玉地区)
・配偶者転勤時の帯同転勤の運用
・生産領域のシフト固定勤務制度
・産後パートナー休暇
・出生時育児休職
・女性の健康サポートプラン
【男性育休】
・男性育児参画の行動計画策定
・2025年度に5日間取得100%を目標に推進
・多様性イベントや育児期両立セミナーにて訴求
【障がい者】
・マネジメント層対象 意識醸成セミナー
・聴覚障がい者向けのキャリア相談/研修
【LGBTQ+】
PRIDE GOLD継続獲得に向けた取り組み推進 2020年~4年連続 GOLD受賞
(1)風土醸成
・啓発活動(アライセミナー・Eラーニング等)
・行動宣言(方針策定、社内外発信)
・支援相談体制(相談窓口設置、アライ活動)
(2)制度・環境整備
・同性パートナーの制度適用
・ワーキングネーム
・ユニバーサルトイレ 等
■ 今後の目標
ダイバーシティを受容する風土・意識の定着に向けた取り組みを、今後より一層強化して推進します。この取り組みは途切れさせることなく継続することが重要と考えます。女性活躍拡大をはじめとする男性育休、障がい者、LGBTQ+の各施策、個に焦点を当てた自律的キャリア支援を着実に推進し、多様な属性、価値観を持つ個が活き活きと輝くことで、企業総合力の最大発揮を目指します。
担当者からの一言
Hondaの人材多様性は”全従業員に関わること”であり、すべての従業員が多様な人材を受容することが重要と捉えています。様々な価値観の融合と相乗効果によってイノベーションを喚起し、新しい商品やサービスをお客様にお届けすると共に、従業員の生涯成長を目指し、取り組んでまいります。