参加企業の取り組み

株式会社NTTドコモ

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参加企業

Abstract

2006年7月に、本社人事部内に「ダイバーシティ推進室」を設置し、ダイバーシティの定着や女性活躍、両立支援等の制度の充実などに取組んできました。現在は多様な個性に寄り添い、誰もが挑戦できる風土をめざして、「多様性推進」「自律的キャリア促進」「ワークスタイル変革」を3本柱として取組んでいます。

ドコモのお客様は、ご家族、若者、キッズ、シニアから法人ユーザーと幅広く、様々なお客様のニーズにあった新たなサービスや商品を提供し続けるには、個々人がその能力や特性を活かし、活躍できる環境を整えることによって、イノベーションによる新たな価値創造を生み出すことが必要であり、まさに、ダイバーシティが経営戦略の一つとなっています。


■ WLB支援のためにどのような取り組みをされていますか?

【子育てと仕事の両立】

「ドコモ・スマイルリレー」として、産休・育休を取得する社員、および職場復帰する社員の活躍支援を目的に、①産休・育休前、②産休・育休中、③職場復帰前・後と、連続して職場とのつながりとキャリア継続をサポートする仕組みを構築。

育休期間中には毎年育児休職者フォーラムで子育てと仕事の両立に関する情報共有、社員間のネットワーク構築など、職場とのつながりを感じられるような場を設け、復職後も面談やセミナーを通じてシームレスなキャリアの継続を支援しています。


【男性も「ともに子育て」】

子どもが生まれた男性社員に向けて、ダイバーシティ推進室長から個別にお祝いの言葉や社内制度の紹介についてメールを送り、男性もともに子育てができる風土を醸成しています。


【不妊治療と仕事の両立】

不妊治療における理解・サポートをスムーズに行うため、仕事と不妊治療の両立理解セミナーを開催。


【介護と仕事の両立】

仕事と介護の両立を支援するために、社員を対象としたセミナーを継続的に実施。全社員向けに社内イントラネットで「介護情報コンテンツ」を掲載しています。


【制度の多様化】

リモートワークによる業務運営が可能な組織を「リモートスタンダード組織」に設定し、自宅での勤務を基本とするリモートワーク制度を導入。リモートスタンダード組織では日本国内での居住地は自由とし、遠隔地への異動であっても転居や単身赴任が不要となります。


■ 今後の目標

社員個々人に着目して、「個」を活かす効率的な働き方により、「個」の成長を促す自己啓発、社外・地域交流などのインプット機会を創出し、やる気・意欲・お客様に喜ばれる発想からアウトプットへの転換(業務へのシナジー)を行うことで、企業の成長へのスパイラルへとつなげて行きます。 また、障がい者、シニア、LGBTQ、外国籍社員、キャリア採用社員など、更なる多様な価値観の理解促進活動を展開していき、ダイバーシティを「共有する価値」とする企業文化・組織風土づくりに継続的に取り組みます。


担当者からの一言

人的資本経営時代における多様性の推進と経営への活かし方が重要となっています。多様な価値観を認め合いながら仕事を生活の一部として考える「ワークインライフ」の実現のため、これからも時代に合わせ常に変化と進化を続けます。