参加企業の取り組み

丸紅株式会社

カテゴリ

参加企業

Abstract

人財は丸紅にとって最大の資本であり、価値創造の原動力です。一人ひとりがライフステージに関わらず、持続的なキャリア形成と高いパフォーマンスを発揮できるよう、「ワークライフマネジメント」諸制度の拡充を進めています。また、「女性活躍推進2.0」を掲げ、女性が経営やビジネスの意思決定により深く関わる状態を目指し、タレントパイプラインの拡張にも注力しています。これらの取組みにより、多面的な意思決定を実現し、様々な環境変化に対応しながら、持続的に新たなソリューションを提供する価値創造企業を目指します。

社是「正・新・和」のもと、多彩な人財が集い・活き・繋がることで、社会・顧客の課題と向き合い、新たな価値の創出を目指していきます。


■ WLB支援やD&Iのためにどのような取り組みをされていますか?

多彩な社員が実力を発揮し成果を創出するインフラとして、ワークライフマネジメントを推進し、性別問わず仕事と育児の両立を、制度・風土の両面から支援しています。ライフステージに関わらず、「持続的なキャリア形成」と「高いパフォーマンス発揮」の実現を目指して、様々なワークライフマネジメント施策を実施しています。

 

【制度】

 (1)勤務時間に関する制度

  ・育児時間・介護時間(1日2時間までの短時間勤務制度、短縮時間分の一律的な報酬減額なし)

  ・育児セレクトタイム・介護セレクトタイム(時差勤務制度)

  ・育児フレックス・介護フレックス(個人単位でのフレックス制度)

 (2)育児休業/介護休業制度

 (3)休暇制度

  ・出産休暇(妊娠休暇、産前産後休暇等)、看護/介護休暇、ファミリーサポート休暇、プレミアム休暇 等

 (4)復職時保育サポート手当

  ・認可保育所に入園できない社員を対象に、保育サービス費用を一部会社負担

  ・配偶者も対象者、勤続年数要件なし

 (5)配偶者転勤休業制度・配偶者転勤再雇用制度

・配偶者の転勤への帯同を理由に休業又は退職後再入社できる期間は5年

・適用対象には、海外転勤に加え、日本国内も含む

・キャリアアップを目的とした休業中の副業も可能

 (6)海外駐在時の子女のみ帯同支援策

 (7)出張時保育サービス手当

  ・国内勤務者が国内外の宿泊を伴う出張時、外部保育サービス費用の実費を補助

 (8)ファミサポリモートプログラム

  ・家庭の事情で日本国内の遠隔地に転居せざるを得ない社員のキャリア継続を支援するため、完全リモートワークを認めるプログラム

 

【フォローアップ】

 ・出産育児ハンドブック、介護支援ハンドブックの配布

 ・出産・育児支援面談、復職前面談、上司向け「復職チェックリスト」配布、復職後フォローアップミーティング

 ・介護セミナー、介護保険・介護に関する社内制度説明会、介護個別相談会 等

 

【提携サービス】

 ・提携保育施設確保(早期復職者対象)

 ・保活コンシェルジュ(早期復職者対象)

 ・ベビーシッター割引サービス

 ・高齢者見守りサービス


■ 今後の目標

予測不可能な非連続的変化の時代には、同質性の高い集団志向だけでは対応が困難であり、自らも向き合う社会(男:女=1:1)と相似形の組織となることで、多様な価値観・知の掛け合わせによる新たな価値創造を目指していきます。そのために、従来推進してきた多彩な人財が活き・繋がり活躍し続けられる環境づくりに加えて、より多くの女性が意思決定に関わる状態を目指し、タレントパイプラインの拡張に一層注力していきます。


■ 担当者からの一言

当社の新たな中期経営戦略GC2027では、経営戦略を実現するための三本柱の一つとして人財戦略を位置付けています。これまで構築してきた「多彩な人財が集い、活き、繋がる場」を継続して強化しつつ、当社グループ全体で、ジェンダーや国籍、年齢等にとらわれない実力本位の適材適所を追求し、社員一人ひとりが意欲的により大きなミッションにチャレンジする状態を目指していきます。ダイバーシティ推進においても、施策や仕組みを導入すること自体を目的化せず、多彩な社員一人ひとりの成長・活躍、エンゲージメントの向上の後押しになっているか、それが当社の成長につながっているかに向き合っていきます。研究会では新たな気付きや刺激を得るとともに、社会全体のダイバーシティ&インクルージョンを牽引する存在となりたいと考えています。