参加企業の取り組み

日本精工株式会社

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参加企業

Abstract

日本精工株式会社(NSK)は、社員一人ひとりの能力・特性を最大限にいかし、働きがいのある企業風土・職場環境づくりに取り組んでいます。諸制度の活用促進や各種啓発活動などを通じて、職場環境の整備と共に、社員の意識改革を実施して多様な働き方を支援し、ダイバーシティ&インクルージョンを進めています。

NSKは1916年に日本で初めて軸受の生産を開始して以来、革新的な技術・製品を生み出し、100年以上にわたり産業の発展に貢献してきました。総合軸受メーカーとして幅広い分野でのニーズに応えています。


■ WLB支援やD&Iのためにどのような取り組みをされていますか?

【安全・健康・働き方(いきいきと働き続ける職場づくり)】

従業員の価値観が多様化していく中で、「一人ひとりが働きがいをもって働ける職場環境づくり」を進めています。仕事と生活の両立のため、NSKは従来より法定を上回る育児・介護の両立支援制度を整え支援してきました。両立支援の考え方として「能力を発揮できる環境の整備」という視点に基づいた施策で社員の成長と活躍を促し、「手厚いケア」にとどまらない取り組みを実施しています。

 

【心身のリフレッシュや社会経験を充実させるための休暇制度】

自己啓発と心身をリフレッシュする機会として、一定の勤続年数に達した従業員が最大5日間連続して休暇を取得できるリフレッシュ休暇や、地域社会・社会環境などを取り巻く問題とかかわりあい社会に貢献をすることを目的として、非営利団体で身体障害者福祉、国際交流支援などの活動を行うために、年間最大12日間の特別有給休暇を取得できるボランティア休暇などがあります。

 

【その他】
 ・女性活躍推進

NSKでは、女性活躍を進めることを経営課題の一つと位置づけ、能力を発揮し、いきいきと活躍する女性従業員が増えていくことでダイバーシティ&インクルージョンを牽引・推進し、企業の競争力を強化したいと考えています。このため、採用における女性比率の向上や両立しやすい環境づくり、女性のキャリア形成の支援、女性が働ける職域を拡大しています。さらに、人数や職域だけでなく、マネジメント層の人材や価値観の多様化の布石として、グローバルで女性活躍推進の取り組みを実施しています。


■ 今後の目標

NSKは2016年~2026年の10年間を大きく3つのステージに分け、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。

以下の取り組みを継続的に進めながら、3つめのステージである「個を尊重し多様性をいかすことで組織の力が高まっている」状態を目指し、風土の改革と定着を進めていきます。

・女性の積極的な採用と、育成、職域拡大

・外国籍社員の育成と活躍促進

・社員一人ひとりのキャリア形成の支援

・仕事と育児、仕事と介護の両立支援推進

・理解者、支援者であるLGBTQ-ALLYを増やし、当事者が安心して働ける企業風土をつくる。

・働き方改革の推進


■ 担当者からの一言

世界31カ国に展開し、海外従業員比率が2/3を占める当社にとって、ダイバーシティの浸透は必要不可欠です。NSKグループとしての 結束力を高めながら、多様性を活かしていくことが今後の鍵になると考えています。また、性別や年齢、国籍、文化、ライフスタイル、価値観など、様々な背景を持った従業員がそれぞれの力を発揮することで新たな視点や考え方、アイデアが生まれ、競争力の強化やリスクの回避につながっていくと考え、今後もダイバーシティ&インクルージョンを積極的に進めていきます。